2013年1月16日水曜日

LOOPER:ルーパー

今年の映画始めは、『LOOPER』
B.ウィリスとJGL共演のSFアクション大作ってな感じで宣伝されていますが、オフビートというかインディっぽい雰囲気のある作品でした。
舞台は2044年だけど映される風景は乾いた様な青空の下に広がるサトウキビ畑だったり、荒野に建つ50年代風のダイナーだったり。
監督の前作『ブラザーズ・ブルーム』(チャーミングで好きな作品)でもあった妙なテンポの演出とか。
大作というより翻訳短編小説を読んでる様な感じ。

時間SFというとどうしてもパラドックスがつきもので、この作品でもいくつか「あれ?」となる部分があるんですが ”未来のジョー”ことB.ウィリスのある台詞がそれらを全部吹っ飛ばします。
正直その気持ちはわかるぞ!(笑)
関係ないけれど『インセプション』でJGL演じるアーサーの決め台詞(?)は「パラドックスさ!」でしたね。

この作品は、時間SF好きなモン同士で行って、観終わった後ご飯食べながらあそこはあーだこーだとか、あいつはあいつなんじゃないかとか、あれなんでこーなるとか、フランス語がどーとか、JGLの眉どーよとか、表を描きながらワイワイするのが楽しく正しい観方と思います。